■顕微鏡下頚椎前方固定術を希望される方へ

対 象 患 者

変性性頚椎病変 (頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症、頚椎後縦靭帯骨化症)

当院頚椎前方固定術(顕微鏡下)の特徴

顕微鏡を導入することにより安全に脊髄、神経圧迫原因を取り除くことができます。
骨盤から採骨していたのをやめました。これにより採骨に伴う合併症はゼロになっています。
手術中の骨屑と人工骨、チタン製のケージを用いるようにしています。固定は強固ですので、手術翌日から歩行可能です。全身麻酔が必要です。
平均入院日数は14日です。(外来抜糸では更に短期間となります)
原則として2椎間までの病変に適応します。症状が軽快しない場合は、再手術も可能です。

■顕微鏡下頚椎前方固定術の流れ

診療日の予約申し込み

診察希望日を電話、FAX、E-mailで予約してください。
すでに他院でMRIその他の検査をお済みの方はその旨ご連絡ください。
当院でのMRI,CT検査ご希望の方はこの時点で予約します。診察日は月〜金曜日の午前中に行いますが、(AM9:00〜11:30)MRIをお持ちでない方は、第一病院でMRIの予約をお願いします。

第1日目  診 察

MRI,CT,単純レントゲン写真検査 診察 頚椎前方固定術についてその適応があるか診断
頚椎前方固定術についてその適応があると診断された方は手術日を予約します。
全身麻酔のために必要な検査(胸部レントゲン写真、心電図、血液一般検査)を行います。

第2日目  入 院

手術前日の午後4時までに入院してください。担当医からの詳細な説明があります。

第3日目  手術日

実施日は水曜日と木曜日の午後からです。
当日は全身麻酔のため飲食、飲水はできません。水分、栄養は点滴で補充します。
手術に要する時間は約1.5時間です。圧迫病変が複雑、2椎間必要の場合、2-3時間
手術後は安静で尿はカテーテルで管理します。
家族の付き添い看護は一切必要ありません。

第4日目  手術翌日

手術翌日 早朝から飲食、飲水可能です。トイレで排尿、排便できます。創の痛みが強い方でも術後3日までには自力で歩行できます。抗生剤の点滴を朝夕行います。

手術後のケアー

術後6日目からシャワー可能です。抜糸は術後7日目に行います。
上、下肢筋力トレーニング、各種理学療法を行います
症状が順調に改善しない場合、必要な検査を行い適切に対処します。
手術後2週間でデスクワークに復帰、12-16週で重労働も可能です。

費      用

一時的に約22-25万円の自己負担(一対間のみ)がありますが、自己負担の上限を超える額が公的保険で後で払い戻されます。

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